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3話:彼氏(仮) 

 午前授業の今日、放課後には部活の生徒がちらほらと準備を始めていた。それを屋上から見下してほんの少し悦に浸るのが好きだったりする。外野から絶対に届かない声で下手くそやらドンマイやらと言っていると何というか仮想的な充実感を得られた。心の中での応援と言えばまともに聞こえるかもしれないが、要するに部活をやる気はないけど、見てる程度の気力はあるってこと。
しかし本来ならば直帰コースの俺が学校に留まっている理由はひとつしかない。
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2話:相談と 

 久しぶりに夢を見た。俺が5歳くらいまでは一緒に住んでいた有希姉さんの夢だった。昔は行き姉ちゃんと呼んでいつも甘え過ぎていた。それぐらいに信頼していた。シスコンと言われても仕方ないくらいベタベタしていたと思う。それを否定も無視もしない。俺が生きてきて唯一尊敬している人だ。今でこそメールしかしないが、それでも信頼はしている。
夢見心地は最高だった。人肌を久々に感じた気がする。本当に感じだけだけど。
それからすこしずつ姉さんは霞んでいき、不思議なくらい目覚めを実感できた。
 「ん……」
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1話:初めての 

 2号棟屋上。右を見れば1号棟、左を見れば3号棟の屋上が見える。校舎の7階にある立ち入り禁止の柵を越えて錆びた扉を開けたこの場所が俺が学校で落ち着ける場所だ。誰も来ないのだ、何と清々しい。正面を見れば常盤町を全貌できるほどの高さ。落ちてしまえばお陀仏確定だ。
 
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16話 

 ヒナギクが入院しておよそ3週間。彼女は療養に励み、その甲斐あってほぼ完治に近い状態にまでになっていた。、ハヤテたちは当日に向けての練習に力を入れていた。ハヤテと千桜は練習が終わるふたりきりでいつもヒナギクの病室を訪れるのだった。
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15話 

 目が覚めると全身が包帯に包まれていた。足は天井から吊るされて固定されているようだった。
どうにも不恰好だ。そう思いながらmどうしようも出来なので大人しくしていようとおもった。
 クー、クー。耳元からそんな寝息が聞こえてきた。そちらを向くと誰かが寝ている。
「…ハヤテ君。」
疲れているのか、かなり深い眠りについている。だから今は寝せてあげようと思った。
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