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第一話 

 穏やかな放課後。 白皇学院生徒会室では一人の学生が読書にふけていた。

印刷された活字を黙々と読み、紅茶を飲んでいる。 

「ふぅ…。」

そうため息をついたのは生徒会書記の春風千桜。 

彼女はこうして放課後に一人で文学にふけるのが趣味である。

----予想外に魅入ってしまった。 まさかこんなに良作とは。 それに挿絵担当の方も

他の作品とは一風変わった構図で、特にヒロインの女の子はよかった。----

瞳を閉じて情景を脳裏に浮かべる。 そこは何も無い田舎町で一軒の宿屋の娘が

立ち寄った優しい男性に惹かれていく、そういう設定らしい。

「お願いです。 その人なんかよりも私を見て………。 だって貴方が好きなんですもの!」

手を伸ばし大きな振り付けでそのシーンを再現する。

それはまるで本当の告白のように聞こえた。

----嗚呼、なんて無垢でいじらしいんだ!----

そう思って自分と小説のヒロインをシンクロさせて更に感動を増長させる。

 
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後書き 

こんにち、千桜です。

とうとうこのシリーズも完結いたしました。

いかがだったでしょうか。 期間で書き上げたSSは。

私個人と致しましては纏め上げた構想を如何にして

上手に持っていくのかが結構大変でしたが、逆にそれが

楽しみでもありました。

 時折消化でき名部分もあるのですが、そこを追加してしまうと話が

纏まらなかったりしたものですから

その辺りは出来れば流していただければありがたいです。

え~っと、この作品を読んでいただき真にありがとうございました。

コメントがあったときにはとても嬉しくて、賭け値なしで、この小説を書いていてよかったと思えました。

グダグタっとなってしまったこともありますが、そういうときにコメントを読むと萎れていた花に

水を与えたようにやる気が出てきました。

書いていて様々な気持ちになりましたが、本当に書いていてよかったです。

本当に、本当にありがとうございました。

 最後になりますが、次回作は構想が練りあがりましたので、近くにアップする予定ですのでよろしく

お願いします。 

それでは。

最終話 

 その後、俺は鷺ノ宮家でハヤテに今までの経緯を話していた。

「つまりは、僕はその霊に呪いをかけられて人格が変わっていたということですね。」

理解力の鋭いハヤテは直ぐに状況を飲み込んだ。

「あぁ。 だから、その、今日のことは記憶に無いかもしれないが、忘れろ。」

何だかハヤテじゃない相手とデートをしていたみたいで恥ずかしくなった。

「はぁ。 わかりました。 ですが、何で呼び捨てなんですか。 

説明になってませんよ。」

「それはな、お前が女でいたときにそう呼べって…。」

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41話 

 「虎鉄さん。 ほっぺにアイス、付いてますよ。」

綾崎は人差し指で其処をなぞり軽く舐めて『これ、美味しいね。』

その目に魅入られた瞬間、胸は自然と高鳴った。

「そうだな………でもお前のだって美味しそうだぞ?」
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40話 

 暖かい日差し。 蒼い空。 棚引く雲。

そして、俺の隣で笑う彼女。

それらは今の俺を充分に満足させてくれる。

俺の名は瀬川虎鉄。 瀬川泉の実の双子の兄であり、執事をやっている。

そんな俺は今、綾崎ハヤテと遊園地でデート中だ。 

 
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気が付いていない方ももしかしたら…。 

こんにちは。 最近はSSを核時間が減ってしまっています。

何だか見ていただいているのに申し訳ありません。

どうにも絵の方に時間をかけてしまっていて。

ところで、みなさん。 私が、ジャプニカ弱点帳の管理人だと言うことには

気づいていただけているでしょうか。

最近、更新が遅くなっていますが、3日に一度くらいは更新しています。

珠にイラストなどもアップしますので宜しければ覗いていってください。

ちなみにリンクをしていありますので。

39話 

 夕方の白皇学院。 ガーデンゲートには私のほかに鷺ノ宮さんがいた。

「で、どうしたらハヤテは元に戻るの?」

「それは…。 一番早いのはハヤテ様に乗り移った霊を追い出すのが

最短なのですが、アレは強すぎるみたいで私の力では手にを負えません。

ですから………霊の気持ちが満足するまで待つか、若しくは

相当の何か外部的ショックを与えることで、追い出すことは出来ますが

それはリスクが高すぎます。」

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38話 

 ----あれ? なんだこれ。 何のフラグだ?----

俺こと瀬川虎鉄は慎重に考えをだそうとしていた。

考えれば、考えるだけわからない。 それでもいやな気分にはならない。

いいえ、むしろこれは神様が俺に与えてくれたプレゼントなんだと思います。

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If story side:MARIA 

・もしもハヤテがマッフィーを買っていなかったら。

「いや…その…マリアさんの誕生日…聞いちゃいけなかったのかなって…」

そういった瞬間マリアは俯き黙った。

「………」

「はうっ!! あっ…いや!! その…ど…!! 

土下座しましょうか?」

「ははは。 別に聞いちゃいけないってわけじゃないんです。

私の誕生日は…一応12月24日って事になってますし…」

「……? 一応…?」

歯切れの悪いマリア。 

「知らないんですよ。 本当の誕生日は…」

それは突然に知った真実。 そしてそれ思い出させてしまったハヤテ。

「誕生日も… 両親の顔も… 自分の本当の名前も…」

知らない方が良いこともある。 それが分からないほどハヤテは浅い人生を送ってはいない。

「戸籍上はあるんですけど、それは後で便宜上つけられたものなので。」

「マリアさん… す…すみません… 僕… そんな事情があったなんて…」

「ほんとですよ。 ハヤテ君のせいで… こんな事思い出して………

なーんて、今さらそんな事では泣きません­-」

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37話 

「では、私がこんなことになったのは呪いの所為だと。」

「はい。」

伊澄さんがコクリと頷いた。

「でも、前にも同じ様なことありましたよね。」

「えぇ。 あのときも確か咲夜が。」

ジト目で伊澄さんは咲夜さんを見つめた。

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