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If story side:MARIA 

・もしもハヤテがマッフィーを買っていなかったら。

「いや…その…マリアさんの誕生日…聞いちゃいけなかったのかなって…」

そういった瞬間マリアは俯き黙った。

「………」

「はうっ!! あっ…いや!! その…ど…!! 

土下座しましょうか?」

「ははは。 別に聞いちゃいけないってわけじゃないんです。

私の誕生日は…一応12月24日って事になってますし…」

「……? 一応…?」

歯切れの悪いマリア。 

「知らないんですよ。 本当の誕生日は…」

それは突然に知った真実。 そしてそれ思い出させてしまったハヤテ。

「誕生日も… 両親の顔も… 自分の本当の名前も…」

知らない方が良いこともある。 それが分からないほどハヤテは浅い人生を送ってはいない。

「戸籍上はあるんですけど、それは後で便宜上つけられたものなので。」

「マリアさん… す…すみません… 僕… そんな事情があったなんて…」

「ほんとですよ。 ハヤテ君のせいで… こんな事思い出して………

なーんて、今さらそんな事では泣きません­-」

クルっと回って彼の方を向いた…はずだったけれど、自分はまだ動けていない事に気が付く。

「-よ? って…え?」

「…本当にすみません。 気が付かなかったでは済まされませんよね…

そんなマリアさんが傷つくようなことを聞いてしまって。 一度目で

分かっていればよかったのですが… 」

そう言ってハヤテは後ろからマリアのことを抱きしめていた。

真実とは都合の良い嘘。

嘘とは都合の真実。

「僕のこと、嫌いになりましたか? …仕方ないですよね。 僕、デリカシー無いですし。

いつも皆さんに嫌われるようなことばかりして… でも、僕…本当は………」

本当は………。 その続きが聴きたい。 けれどそれを口にしてはいけない。

真実を受け止める勇気がマリアには無かったから。

ただ、今彼が言ったように彼のことを嫌いになったりはしない。

それは、家族と言う意味でも、もう一方の隠そうとしている気持ちでも

大切だから。

そう思うと自然と口は動く。

「全然……… 嫌いになんかなりませんよ。 でも、やっぱりちゃんと考えてから

聞いて欲しかったです。 ハヤテ君には。 

だから… ちゃんと私の誕生日には素敵なプレゼント、くれないと嫌ですよ?

だって… ハヤテ君は、私にとって……… うぅん。 なんでもない。

なんでもないです。」

自分の気持ちを抑える。 それは自分の誕生日にわかることだから。

だから、この気持ちを大切にして膨らんでいくようにとお月様にお願いをした。









それからだいぶ経って、マリアも18回目の誕生日を迎えた。

自室でメイド服から私服に着替えて鏡の前でターン。

そして、迎賓館で例年通りパーティをしてもらった後、私はハヤテ君に屋敷へと呼び出された。

 「マリアさん… あの、これ。 僕からのプレゼントです。」

そう言って渡された少し大きめの袋。 そこは入っていたのは…

「これって…」

袋から取り出したのはなんとも可愛らしい服であった。

冬にピッタリな白を記帳として、フリフリがついている。

「いえ、以前にヒナギクさんの誕生日プレゼントの参考を伺ったときに

服が欲しいと仰っていたもので。 きっとマリアさんに似合うだろうなって…

一応心を込めて自分で作ったんです。 ですから受け取ってもらえますか………?」

照れくさいのかハヤテは前髪をいじってマリアと目を合わさないようにしている。

「ハヤテ君からもらった2回目のプレゼントかしら。 あのときもそうでしたが、

私はハヤテ君からなら何を頂いたって大切にしますよ。」

そう言ってニコリと笑い彼女は早速着てみようと部屋に戻ろうとした。

そしてそれはそのとき同時に起こった。

「………あの。 マリアさん。」

「…はい? なんでしょうか?」

ハヤテは目を泳がせながら何かを言おうとしているのはマリアにも伝った

だから彼女は歩みを止めた。

「…いきなり、過ぎて…嫌…かもしれませんが………

ぼ、僕、マリアさんのことが…………………好きですっ!!」









不意に飛び出した言葉。  伝わる想い。

それはマリアがひたすら隠していた感情だった。

ハヤテに対する好意。 それを直向に隠し、告げらるはずの無い

気持ちだった。

胸が熱く満ちていく。

「…………どちらが私にとっての誕生日プレゼン…トなのでしょうか。 

私はどちらを受け取っても………いいのですか?」

迷い、そして奔走。

この場から逃げ出してしまいたくなるくらい、恥ずかしくって。

それでも彼女は答えを出さないといけない。

だから決めなくては…。

「………私で、よろしいのでしたら、私の方こそ、よろしくお願いします。」

18歳の誕生日プレゼント。 それはサンタさんでも神様でも

決して贈ることができない、宇宙一素敵なプレゼントだった。

ただい一緒に居るだけで幸せな気持ちにしてくれる。 そんな彼という存在を

独り占めする。 こんなのって夢みたい。

そんなこと思ったマリアは夢が覚めないようにハヤテの頬に優しくキスをしたのだった。

----fin end----

こんにちは。千桜です。

今回はちょっと今までやってみたかったIf storyというものを描いてみました。

これは原作の話から、もしもこのとき話が変わっていたら

フラグはこうなっていたのにと言う勝手なものです。

ときどき書いたりしますので読んでいただけると嬉しいです。

それでは。
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この記事へのコメント

Re: If story side:MARIA

はじめまして、はむ☆と申します。
自分もブログでハヤテの感想やSS書きをやっているんですがリンクさせていただけませんか?
まだSSは始めたばかりで下手ですがお願いします。

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