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13話 

 それではと言ってヒナギクは緊急手術へと運ばれた。その姿を見送るのはとても辛かった。
「…。」
ハヤテは椅子に座り俯いて頬を滴る涙を拭けず、唇を噛んだ。
ポタリポタリと落ちる涙は透き通った湖面のように月を映した。
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12話 

 「ヒナギクさん!」
強く扉を開けると其処には包帯を巻かれて誰とも分からない姿態があった。
ところどころから鮮血が滲んでいる。意識はまるで無いようだった。
その場からハヤテは「動くことが出来ずにカタンと足を折って床に膝が付いた。
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11話 

 「ハヤテ君の、馬鹿…。」
学院から飛び出したヒナギクは涙を流しながら走っていた。
冷たい風に打たれながら全力疾走で駆け出して校門まで辿り付いた。
 
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10話 

 ポカンと空いた口が閉まらないヒナギク。
それはあまりにも突飛すぎた告白だったから。
「実は、綾崎君が言っていたのは私の事なんです。」
メガネをはずして髪の毛も解いて実質声を聞かないと
気が付かないような千桜にヒナギクはどう返答していいのか全く考え付かなかった。
「ですよね、綾崎君。」
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9話 

 翌日のことだった。ヒナギクは生徒会の仕事で練習には遅れてくるようで、残ったメンバーで練習を始めようとするのだが…。
「えっと、皆さんサボりすぎじゃないですか?」
ハヤテは見渡す限りポツンとした空気に囲まれている。
「何で僕一人なんですかね。」
休日(日曜日)と言うこともあって自由参加で演舞会の練習がされていた。しかしそれもハヤテ一人だけなので全く意味のない時間になった。
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